講演会「老人漂流社会・終のすみかは東京にありますか-地域のつながりを持って生きる-」 【建築ネットワークセンター】

日時:2016年11月12日(土) 13:30開場 14:00~16:30

会場:四谷地域センター 多目的ホール(12階)

主催:NPO法人 建築ネットワークセンター

後援:新宿区

協賛:住まい連ほか(新建は住まい連の構成団体のひとつです)

161112建築ネット秋の講演会.pdf
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講演会当日の報告が掲載された建築ネットワークセンターの会報です。

講演会参加者の感想です。主催者より情報提供いただきましたので掲載します。

○超高齢社会の実態について、身にしみて実感できた。体調が悪化すれば誰でもおち入る深刻な社会問題である。問題は超高齢社会が明らかなのに、政治が対応しない事態を真剣に考えければならない事を痛感した。地域で頑張っている所(幸手市)を多く紹介してほしい。

 高齢者社会福祉の実態について外国の例も聞きたかった。建築ネットには、社会的なテーマにもとづく「ボランティア」を募集して社会貢献のとりくみをしてはどうか。

 

○幸手市の取り組みを紹介いただいたのは、とても興味深かったです。そのような取り組みをNHKで発信することはないでしょうか。楽しみにしています。建築ネットには集合住宅団地の老朽化、そこに住む方々のことで講演していただければと思います。

 

○放送はほとんど見たとおもいます。NHKの力強い報道に勇気づけられます。

町のコミュニティーづくりの大切さと人材の活用の大切さを感じることができました。合わせて政治の後退について、憲法の人権を守る立場を絶対守りたいと思いました。建築ネットには、木密地域の耐震補強が「有力」と言われているのに進まない問題、世代間の福祉問題、働く世代の住宅問題などとりあげてほしい。

 

○公的社会保障制度が貧しくなっていくなかで、現れる実態がわが事のようにわかりました。これからは政治を変える事しか解決はないが、困りごとについて“お互い様〟の助け合い活動は自分たちでやれるし、やるべきと思う、できれば自治体もまきこんで。建築ネットには自宅の耐震補強工事に自治体の補助金が150万円で焼け石に水で困る。何とか社会問題に。

 

○政府が右向けと言われても、堂々と左のはなしをされた事に敬意を表します。

 

○いずれか私たち夫婦もこのような現実に突きあたります。何とか、老老介護にならない様日常の努力と万が一の場合に備え無駄使いせず、貯金もある程度確保するように考えています。建築ネットには、マンション管理運営のため今まで以上に頑張って頂きたい。

 

○同居を選択したために、介護離職が起こってしまうのは大変問題だなと思いました。日中独居や介護離職などこれらの改善が早く求められる問題です。

 

○高齢者が多い会場で一人、一人が身につまされる問題と受け止めたのではないでしょうか。医療・介護制度の改悪、年金削減の社会でこれお食い止める運動が、お金では買えない幸手市のような300円のサービスネットワークなど知恵をだすことが大切。

 

○小生自身独居老人であり、朝のラジオ体操をやり、広報の無料セミナーに参加しボケ防止に勤めている。結局、憲法が保障する生活ができない現実にウラミを残しつつ、自身で姥捨て山でけじめ付けるしかないか。建築ネットには、営業品目が多岐にわたって、期待にこたえるような解決、回答が得られるか疑問だ。

 

○団塊の世代は今、親をささえ、子をささえ、孫をささえているのが実際です。戦後、日本の復興に全力を傾けた団塊の世代ですから、この困難な時代を乗り切る知恵を必ずこの世代が生みだすと思います。私は団塊の世代です。今、孫を見ており社会活動ができませんが、必ず社会に出たいと思います。

 

○番組は見ていなかったのですが、問題がおこる仕組み、そしてこれから必要な事(幸手)など分かりやすくうかがえました。ありがとうございます。私は50代後半ですが日中独居の母、独身の兄弟もいますが自分の健康を保ちつつ、孤立がちな家族を聞きwin,winの関係をめざして行きたいです。

 

○2016年8月26日まで99歳の議母と96歳の義父を遠距離、毎週介護を13年間やっていた。

渋谷→水上間、69歳男性、とてもよい講演でした。引き続き又聞きたいです。

 

○本町にも300円で集まるところがあります。100円で集まるところもあります。今後の企画蘭では、全部に○印で「いっぱい、いっぱい」勉強したい。80歳です。5年間で2回、今3回目を気にしていますが連帯保証人がいない、厚い壁で大困りで生きています。

 

○介護サービスを利用しない人が81%いるということですが、その理由で一番多いのはなんですか。利用している人で69歳代、70歳代、80歳代で各どのくらいの割合ですか。

 

○取材を重ねた実践的で豊富に語られていて、大変勉強になりました。講師も話しておられましたが、自分自身の問題としてとらえる必要があると思いました。

 

○NHKで視た番組でもあり、なんど視ても辛くなります。すべての話しが人ごとではなく,わが身であり子ども達であるのも胸が痛みます。板垣さんの話は実際取材した内容で重みがありました。

 

○この国の福祉の仕組みを再構築する為に、公務員を順次福祉労働者の現場で長期間研修していただいたらどうでしょうか。とにかく、厚労省へ配属されている上級試験合格者のキャリアにはこの研修を義務化すると、キャリア達が幹部になったときには今のような政策をつくらないのではと、期待するのですが。

 

○高齢化社会の必然の有りように対し、"個〟の責任に解消されている実態にあらためて怒りと恐ろしさを覚えた。しかし、新しい地域の繋がりの再構築(幸手の話し)の話しは感名を受けた。制度の充実を求めることと、自からの繋がりをつくることの両立の必要性を改めて取り組んでみる事を考えさせられました。

 

○すべて視ていました。NHKスペシャルまさに今をとらえた、良い番組と思っています。看護師を41年働き、これからは"地域〟が生きるテーマかなと考え…、学びながら楽しみを増やして生きて行きたい。

 

○108歳、要介護5の母の介護は労力もお金もかかる。四・六時中見ていても転ぶ時は転ぶ。介護離職せず頑張ろうと思う。後期高齢者保険の高さ、二人分の介護保険料出費の多さには驚かされているこの頃です。紙パンツも安くない!

 

○日本の介護問題も子どもの貧困問題も根本には日本の政治の貧困がありますが、同時に日本人の思考に明治以降植えつけられた「家族主義」があると思います。誤った「家族主義」的思考を否定しない限り解決は出来ないと考えます。

 

○地域の繋がりを今後どうつくつていくのか、問題点を自分の事として考えて行きたい。NHKスペシャルの良さが、今のNHKの中で今後も発揮されることを望みます。

 

○制度を利用する場合、個人情報の保護の問題も有り、近所同士で情報把握が困難になる。近隣同士の助け合いと制度の活用を橋渡しして両方充分に活かせる仕組みやアイデアが必要とおもう。

 

○私自身90歳の親を介護し見送り、今回のテーマは切実に自分の問題と深刻に受け止めました。これからの生活、人生設計どうしたらよいか日々悩む事ですが、できるところからよく考えてやりたいと思います。

 (自由蘭)家を建て替え子ども達と暮らしたいと思っているが、まわりの環境が変わり(マンションができたり)また、借地権で地主が建て替えを承諾しないため終の棲家をどうすべきか悩んでいる。

 

○個々の例の問題点をもっと深く掘り下げてほしい。(外国と日本の違いなど)

 金がない人は介護保険制度は何の役にも立たない。社会保障制度はどんどん削られ、地域で支え合うしか方法はない。NHKは何を発信すべきか、すべきなのか。

 高齢者を入れてくれるアパートがない。頼める連帯保証人なんかいない。入居保障会社は追いだしビジネスだ。

 

○これまで報道はすべて感動しつつ視ました。それもあり、本日は飛びつくように参加しました。明日はわが身の思いです。こんなつらく悲しい社会をなんとかしなくては…、と政治の貧困と思います。72歳新宿区の区内マンション一人住まい。先のことが不安の毎日です。隣の人も知らないマンションくらし、どう連帯したらいいのか。

 

○老人が社会から、国と言うべきか見捨てられているように、生活している人が500万人もいるというのに驚かされた。板垣講師がお話は大変役立った。この次は生きる為に、闘っている老人の話をぜひ聞きたい。

 

アンケートの項目別回答は

1、講師の話の内容 ①良くわかって-26 人 ②なんとなくわかって-4人 

          ③難しい-0人

2、次回企画してほしいテーマ

   ①高齢者福祉-13人 ②少子化対策-5人 ③マンション問題-2人

   ④まちづくり―9人 ⑤欠陥住宅-3人 ⑥震災・防災対策-11人

   ⑦その他 テーマ-環境問題、子供の貧困、邸所得者の住宅問題、空き家活用

3、【省略】

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